「#さっぽろん」の第1回目となる『クリエイティブ企業とシャケの会』のレポートをお送りします!
みなさん、札幌は好きですか?
「働き方改革」を機に、これからますます多様になっていく働き方。会社員やフリーランス、起業、リモートワーク、副業、パラレルワークなど、人それぞれに合った時間や場所で働くことが可能な時代、札幌そして北海道への関わり方は、さまざま。
そんなイマだからこそ!!札幌のビジネスシーンが気になる方やいつか札幌への移住を考えている人、札幌で活躍するプレイヤーとのつながりを作りたい方などを対象に、札幌での働き方をテーマとしてみんなの札幌移住計画5 改め「#さっぽろん」が半年に渡って全5回(+番外編2回)で開催します!
今回は10月24日に東京で行われた第1回目の様子をお届けします!
「SHOKU(職)×SHOKU(食)」をテーマとした第1回目となる今回は『クリエイティブ企業とシャケの会』。札幌で活躍する採用意欲満点のクリエイティブ企業のメンバーが集結し、今の札幌のビジネスシーンや自社の魅力を存分に語っていただきました!
さらには今が旬の北海道の鮭料理とともに、札幌のプレイヤーたちと飲み食いしながらワイワイ過ごせるといった一面も。移住に向けて人事担当と近づくも良し、まずは札幌のビジネスシーンの話を聞くも良し、北海道好きの仲間を作るも良し。誰でも気軽に参加でき、かつ鮭料理を堪能してフレンドリーな空間を楽しめるというのがこのイベントの醍醐味でもあります。
開場から和やかな雰囲気の中、札幌と自社について熱く語っていただける企業の方々が登壇しました。
株式会社インフィニットループ
代表取締役・松井健太郎さん
まず最初の登壇者は札幌移住計画ではお馴染みの「インフィニットループ」さん。従業員のほぼ全てがプログラマーという技術本位のシステム会社で、技術者にとって快適と感じられるような職場環境の提供を目指しています。スマホ向けゲームのバックグラウンドを主とした開発、VR/AR/MRを使ったエンターテイメントアプリの開発、ビジネス向け業務システムから、自社サービスの提供まで、幅広い開発事業を行っている会社です。最近では、ドワンゴとの共同出資でVRの会社を立ち上げ、10億円を調達?!札幌のIT業界をリードする1社です!
株式会社グラフィニカ
代表取締役・伊藤暢啓さん
続いてはデジタル技術を武器に新しいスタイルのデジタルアニメーションスタジオとして急成長を遂げている「グラフィニカ」さん。現在子会社も含め、東京3拠点、福岡、札幌、京都で約400名規模まで拡大しており、2013年に新たに開設した札幌スタジオは、地元人材を独力で育成し、札幌随一の3DCGアニメーションチームと自負するほど。札幌スタジオは未だ退職者ゼロという充実した職場環境。その活躍の場はゲームやVRなど幅広い業界からも注目され、更なる成長を期待されています。
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
システムチームマネージャー・林禎康さん
続いては「初音ミク」でお馴染みの「クリプトン・フューチャー・メディア」さん。効果音などサウンド素材を輸入販売する「音の商社」から創業し、デジタルコンテンツに関わる様々な事業を展開しています。世界の「初音ミク」を生み出しているのが札幌の会社だって、みなさんご存知でしたか???本業のサウンド素材は世界最大級の1000万件超を誇り、それらの実績とノウハウでCD、書籍、グッズ、ゲームなど様々な商業展開をしています。また、NoMapsをはじめ北海道の地域プロジェクトにも力を入れている、クリエイティブ企業です。
株式会社ステラリンク
代表取締役・前田保宏さん(画面中央)
続いてはお客様の課題を独自のICTサービスにより解決するソリューションプロバイダー「ステラリンク」さん。東京本社では、市場の動きを捉えたタイムリーな新商品企画や製品・サービスの販売を行い、札幌支店ではR&Dセンターにて、自社独自の製品やサービスの開発と、そのための研究を行っています。新規事業にも非常に意欲的で、お客様のご提示要望に合わせるだけのシステム開発とは違う新たなメディアサービス、業務用ロボットサービスの開発にも取り組んでいます。
フュージョン株式会社
田村亮子さん
続いてはダイレクトマーケティングエージェンシーの「フュージョン」さん。プロジェクトを立ち上げる前のリサーチ段階から、事業計画の策定、顧客情報の統合データベースシステムの構築、投資対効果をクライアントと共有できるプロモーション施策の提案・実行まで、すべてのプロセスをワンストップで提供し、サポートしています。ダイレクトメールというと、郵便物で届くハガキのイメージですが、その概念を壊すオリジナルでクリエイティブな郵送物をお客さんに届けています。ダイレクトメール作品の広告戦略などを評価する日本最大の賞「全日本DM大賞」を12年連続で受賞し、エコー賞やケープルズ賞など海外のマーケティング賞での受賞実績も多数持っています。
株式会社ランドスキップ
代表取締役・下村一樹さん
そして最後の登壇者は「風景の流通」をビジョンに、風景配信サービスやバーチャルウィンドウ、デジタルスペースデザインの事業を展開する「ランドスキップ」さん。窓のない室内に4Kで限りなくリアルな風景を映すことも、デジタルな空間演出で見たことのない景色を作り出すことも。誰もが心を癒される世界を実現します。ランドスキップさんは札幌と東京の二拠点で、テクノロジーが描く新しい景色を追い求めています。
そして各企業の熱い自社プレゼンの後は本音でぶっちゃけ話を語り合う大喜利クロストークが開催!大喜利ならではの「笑点」のBGMから始まり、笑えるゆるやかな雰囲気で登壇者同士、そして参加者とのコミュニケーションが行われました。
トーク内容は多岐に渡り、たとえば「札幌でやっている理由」というシンプルな質問から「どんな人材を欲しているかを絵で表現」や「会社の自慢を五・七・五で」など、遊び心のある質問まで。トーク後半では会場の人からのお題も。「札幌の冬を乗り越える方法」や「夏場と冬場で通勤時間に変化は?」など、札幌で働くとはどういうことかをそれぞれのメンバーが実体験を基に語ってくれました。
(ちなみに登壇者のみなさんはユーモア溢れる方々で、大喜利トークにノリノリで応えてくれました!)
その中で意見が一致していたのが、「札幌は何でもある街、だけど支え合う人の力が必要」という点でした。やはりまだまだ札幌だけでビジネスを展開するには厳しい現状があり、そこも含めて札幌で働きたい!という人たちを増やし、協力していくことが大事になってくるのでしょう。
さて、そろそろお腹が減りました。いい匂いがプンプンと漂ってきます……!
本音で語り合ったトークの後はお待ちかねの鮭料理!シェフは、料理研究家の四分一耕さん。函館から直で送ってきたという新鮮な秋鮭の刺身やちゃんちゃん焼きをはじめ、いくら丼やししゃもなど北海道の美味しい料理が並びます。登壇者も参加者も関係なく乾杯の合図でお酒を酌み交わし、会場は賑やかなムードに包まれます。
何人か参加者の方に話を聞いたところ、実家のある北海道にUターンして働きたいといった人もいれば、もともと北海道に憧れを持っているためIターンしたいという人まで理由は千差万別。そんな個々の目的に合わせて実際の企業の社長や人事担当者と対面で話せる機会というのはとても貴重です。
気づけばかなり時間が経過していることも忘れてしまうくらい、懇親会は盛り上がりを見せました。札幌のビジネスシーンについて熱く語り合ったり、参加者同士での情報交換や仲間作りなど、一方的ではなく双方向的なコミュニケーションが盛んに行われていたのが印象的でした。
美味しい料理とお酒と、楽しい会話で夜はあっという間に更けていきます……。
筆者も思わず札幌で働いてみたくなるくらい、魅力的なイベントでした!
次回11月13日開催の第2回「#さっぽろん」は『グローバル企業とヒツジの会』。札幌や北海道が大好きな方は、ぜひぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!
ライター:栢下 錬
カメラマン:遠藤隆与、梶沼翼