札幌のイマを知るSHOKU(職)×SHOKU(食)!? 第3回「#さっぽろん」「ベンチャー企業とブリの会」開催レポート!!!
第1回、第2回と好評だった、札幌移住計画「#さっぽろん」の第3回が開催!今回は「ベンチャー企業とブリの会」をテーマに、札幌で今グイグイ伸びている、ユニークな企業の方々が参戦してクロストークとプレゼンを繰り広げてくれました!
「働き方改革」を機に、リモートワークや副業、フリーランス、パラレルワーカーなど、働く場所や時間を選ばない働き方もできるようになってきている時代だからこそ、北海道・札幌で働くというのも候補に上がりますよね。
そんな「今」だからこそ、札幌のビジネスシーンが気になる方やいつか札幌への移住を考えている方、札幌で活躍するプレイヤーとのつながりを作りたい方などを対象に札幌での働き方をテーマとして、みんなの札幌移住計画5 改め「#さっぽろん」が半年に渡って全5回(+番外編2回)を開催しています!
年始はさっぽろん番外編として、1月3日の正午から『24時間耐久さっぽろんby札幌移住計画』も開催されますよ!要チェック!
さてさて、今回は12月11日に東京で行われた第3回目の様子をお届けします。
第3回目となる今回は「ベンチャー企業とブリの会」。
札幌で勢いのある7社のベンチャー企業に、札幌からチャレンジすることの魅力を語っていただきました!
今回の食べ物は、ベンチャーの会にふさわしい出世魚である美味しいブリです。美味しいお酒とご飯を片手に企業の方や参加者同士が交流でき、会場にいる人の距離がぐっと近くなるのもこのイベントの大きな魅力です。本気で札幌への転職を目指す人から、札幌のベンチャー事情に興味のある人まで参加動機は様々でしたが、参加者は北海道や札幌のことを愛する人ばかり。
和やかな雰囲気の中7社の企業が登壇し、イベントがスタートしました。
50音順にスタートした企業プレゼンのトップバッターは、この「札幌移住計画」の代表もつとめる株式会社大人の五十嵐慎一郎さん。
「北海道」と「人」そして「場」をテーマに、北海道から世界を面白くクリエイティブにするための様々なプロジェクトを手掛けています。
その中の1つで紹介していたのは、「ほっとけないどう」という企画。北海道で挑戦する人を応援するプラットフォームとして、サッポロビール株式会社と共同で開催しているプロジェクトとのこと。ほっとけないどうでは、さまざまなチャレンジャーをとりあげて、イベントを開催。また、カンパイ☆ファンディングという仕組みで、ドリンクを飲むことで挑戦者に寄付できる仕組みも用意してあります。
他にも北海道へ関わりたい人を「選手」、北海道の自治体を「球団」に見立てた「北海道移住ドラフト会議」や、北海道で海外の方のウェディングをプロデュースする事業など、北海道を面白くするためのプロジェクトを多岐にわたり進めています。
2010年に札幌市にて設立され、現在は本社を東京に置いているコンサルティング会社、グラビスアーキテクツ株式会社の渡辺恵士郎さん。
地方自治体から民間企業まで様々なクライアントを持ち、少人数ながらも複数のテクノロジー領域に強みのある、大手に負けない価値を提供する会社です。
さらに移住ドラフト会議にも参加しており、札幌や北海道が好きで盛り上げて行こうという想いのあるメンバーが多いことも魅力の1つです。
7月には札幌テクノロジーセンターを設立予定のため、北海道から日本をより良くするための仲間を募集しています。
2019年2月に創業したばかりの株式会社NXTEDの開発部から斎藤隆介さん。
首都圏の大手企業案件をメインで請け負っており、ウェブサービスの技術を持ったエンジニアが多く所属しています。
代表が広告代理店出身なこともあり、普通の開発よりも、クリエイティブに特化したデジタルマーケティングや業務システムまで考えた開発支援を提供しています。
開発業務を通した技術力の向上や、ビジネスマンとしての力を育てることで地域にも社会にも貢献できる会社になることを目指しています。
2014年設立でエンジニアの働きやすい環境を重視している株式会社バーナードソフト開発部から松實政明さん。
メインは通信システムの開発で、ネットワーク監視システムの「テグノス」はSAPPOROベンチャーグランプリ2016を受賞しています。
その他にもAIによる音監視システム「エスカレイド」とともに、低価格で質の良いシステムが様々な企業に導入されています。創業当時は14名全員が開発者でしたが、最近の採用で会社の平均年齢も若返り、人数や職種も増えて、更に賑やかな雰囲気で開発をされているそうです。
札幌から世界を目指すシェアリングエコノミーなサービス「マイルシェア」からは澁谷康弘さん。
マイルシェアは、航空券を格安に手に入れることができるサービス。世界の航空会社のアライアンスでマイルのやり取りができることを活用し、マイルをシェアしてくれる人と飛行機に乗りたいユーザーをマッチさせるサービスを提供しています。繁忙期や搭乗日直前の移動でも運賃が上がらないため、移動の多い方にはすごく便利でありがたいサービスです。
多数のメディア掲載や新聞掲載もあり、IVSのピッチコンテストでもファイナリストに選ばれる注目のサービス。今後も札幌から、世界の「マイルシェア」を目指しサービスを展開していくそうです。
個人データの管理ができるツールを開発しているYounode株式会社から、新井史郎さん。
Younodeさんは、デジタルガレージと北海道新聞社運営・支援をしているアクセラレータープログラムの一期生でもあります。
現在のメンバーは海外に住んでいたり、東京や札幌に住んでいたりとそれぞれ場所はバラバラですが、コミュニケーションを取りつつサービスを展開しています。
まだ設立から1年も経っていませんが、自分のデータにオーナーシップを持ちたい人やパスワード情報の管理ができるアプリの正式版を12月にリリースしています。
最後はデジタルガレージと北海道新聞社の共同出資で設立された、株式会社D2 Garageから赤坂美奈さん。
先程のYounodeさんも参加したアクセラレータープログラム「Open Network Labo」の運営や、STARTUP CITY SAPPORO事務局への参画、スタートアップへの投資などをされています。北海道を盛り上げ、北海道から世界に羽ばたくベンチャー企業を加速させる役割を担っていて、今後も投資先を増やす予定です。さらに来春から時計台の近くに北海道最大級のコワーキングスペースもオープン予定だそうです。
企業紹介が終わった後は休憩を挟みクロストークが始まります。
今回のクロストークは、札幌出身の東大生・西川敦彦さんが場を持ってくれました。
トークテーマには西川さんが用意してくれたものと会場からの質問があり、それに対して登壇者が画用紙に答えを書いて回答していく方式でした。
会場からも質問が次々と出てきました。
「7社間の横のつながりは?」「注目する企業は?」「札幌で働くメリットとデメリット」「なぜ札幌を選んだのか」などの質問に、企業の方達は機転の効いた回答をして会場を笑いに包み込んでくれたり、時には真剣に熱い想いを語ってくれました。
企業ごとにやっている仕事の内容は違えど、札幌に対する想いやサービスに対する熱量は高く、クロストークを通して参加者にも熱量が伝播したように感じられました。
このイベントの魅力は登壇者と参加者の壁が無く、近い距離で話ができること。
カンパイを終えて、歓談の時間になると、ブリの刺身やブリしゃぶ、北海道の温野菜を楽しみつつ、会場は絶え間なく盛り上がっていました。
参加者の中には真剣にUターンを考えている方もいて、勤務先をじっくりと見極めるために参加していたり、札幌にいつか帰って仕事をするために企業の様子を情報収集している方もいました。
このイベントをきっかけに札幌や北海道をもっと好きになった人が増えたと思いますし、真剣にUターンやIターンを考えてる人にとっても、北海道のベンチャー事情が気になる人にも参考になる会だったように思います。
筆者も、札幌には熱い人が多いというのを身を持って感じることができました。
次回は札幌で番外編開催!1月3日正午から24時間イベントが?!『24時間耐久さっぽろんby札幌移住計画』
札幌で活躍するさまざまなプレイヤーがゲストとして参加。札幌移住計画代表でもある五十嵐さんは最初から最後まで寝ずにやりきるそうなので、帰省などで札幌に帰る方は是非、数時間でも参加しに行ってみてはいかがでしょうか?!
(ライター:小西里奈)
(カメラマン:遠藤 隆与)