前回好評だった、札幌移住計画「#さっぽろん」の第2回が開催!「グローバル企業とヒツジの会」をテーマに、札幌で海外展開をしている企業や、外国人採用をしている企業が熱いトークを繰り広げてくれました。
多様な働き方がある現代で、二拠点生活や地方に移住する人が増えて来ています。時間や場所に捉われず、好きな場所で働くことができるようになっている中、北海道・札幌で働くという選択肢も一つの手です。
札幌への移住を考えている方、札幌で働くことに興味がある方、札幌で働いている企業やプレイヤーと繋がりを持ちたい方を対象に、札幌での働き方をテーマとして、札幌移住計画5 改め「#さっぽろん」が半年に渡って全5回(+番外編2回)で開催しています!
今回は11月12日に東京で行われた第2回目の様子をお届けします。
第2回目となる今回のテーマは「グローバル企業と羊の会」。札幌でグローバル展開をしている4社の企業に、どのようなグローバル展開をしているのか、今後のビジョンや展開についてを語っていただきました!
また、美味しい羊料理を食べながらお酒を飲み交わし、企業の方や参加者同士で気軽に交流できる場もあるので、札幌に対しての距離がグッと近くなるのもこのイベントの醍醐味です。
受付が進んで行く中、全体的に学生が多く足を運んでいるように感じました。札幌で働いてみたい、札幌に興味があるという学生が多いということかもしれませんね。
満員御礼の中、各企業の方々が登壇し、自社について語ってくれました。
最初に登壇したのは、AI×カメラソリューションのサービス化を進めている、AWL株式会社さん。メンバーの出身国が14ヶ国を超え、社内は英語が公用語となっているグローバル企業です。北海道を中心としたドラッグストアチェーン「サツドラ」グループを展開する「サツドラホールディングス」と業務提携を締結し、店舗のデータや従業員が持つノウハウを元にAIエンジンを開発し、実証実験を重ねることで、AI×カメラソリューションのサービス化を進めています。北海道、東京、ベトナムに拠点を持ち、低価格で多機能な性能を実現しています。会場にはアウルのメンバーがたくさん来ており、皆さんの熱量を感じることができました。
札幌を中心に活動しているWebディレクションチーム・GEAR8さん。お客様のWebサイトに関わる企画・設計、デザイン・プログラミング・運用支援も含めてワンステップで進めています。札幌・福岡・台湾・タイにオフィスがあり、台湾・タイには現地スタッフが在中。また、外国人向けの旅行客メディア「Trippino HOKKAIDO」を運営しており、タイ人スタッフと連携を取りながらやっています。最近は国内で旅行をしたい方に向けて、あまり有名ではないローカルな場所や、新しい観光地を提案しようと、コンテンツを立ち上げ中。今後の展望として、アジア10ヶ所に拠点を広げることを目指しています。
国際交流ラウンジや国際交流シェアハウスの運営を行なっている、株式会社CO&COさん。一つの国際交流ラウンジの中に、英会話スクール、アジア語スクール、日本語学校、留学・インターンの紹介エージェント、コワーキングスペース、自習室の需要を育むためのサービスを、同じ場所で展開。社員数は16人という少数精鋭ながら、自社で施設作りからサービスの連携までをしています。会社設立からわずか3年、アメリカの国際情報を集めて展開している口コミサイトで、日本語学校としての受賞は初となる、満足度世界No.1語学学校という評価を獲得。今まではスペースや教育メインだったが、今後は一人一人が世界で戦えるようになるための技術・知恵・スキルを与えるためのサービスを展開予定。
最後に登壇してくれたのは、企業として初めて介護の資格事業を開始した、さくらCSホールディングス株式会社さん。6年前にミャンマー政府と一緒に介護士の育成を行い、ミャンマーとしては初の資格制度を発行。現在はミャンマーとハワイで事業を展開しており、今後も世界各地への進出を予定しています。介護業界は記録を書く作業に時間を割くことが多く、それを改善するためにテック系の会社とタッグを組み、AIを使った記録システムの導入を試み中。これが実現できると1時間掛っていた作業が5分程で終わるので、時間短縮にもなるそうです。介護だけではなく今後は医療系、食に関する事業を展開していき、様々な課題を解決していく展望を掲げています。
企業紹介が終わった後は大喜利クロストークの開催。大喜利から株式会社ビッグの熊谷さん(画面左)が参加し、5社での大喜利クロストークが始まります。
この日は会場の音響設備が不調でマイクが使えず、地声でのトークというハプニングもありましたが、プロジェクターから、笑点の大喜利のBGMが流れ始め、登壇者が登場していきます。
トークテーマは様々なものがあり、グローバル企業に掛けて、「会社でグローバルと感じた瞬間を絵で表現」や、「こんな人にうちの会社に来て欲しいを五・七・五で表現」、「会社の一番の売りをワンフレーズで」などというお題が出題されました。
後半戦は、会場からお題を無茶振りで出してもらうという展開になり、「どんなスタッフがいるかを絵で表現」、「もし生まれ変わったらこの中の企業のどこに入りたいか」、「札幌で働くこととは」などが出題され、機転の効いた回答で会場を笑いに包み込んでくれたり、時には熱い想いを語ってくれました。
札幌で働くことについての魅力もプレゼンしてくれ、「札幌の環境の良さ、人が優しくて温かい、札幌をもっと盛り上げて行きたい」ということを皆さん共通して話していました。
最後に、若い世代に向けて何かメッセージをというお題が出題。「若い時はどんどん挑戦して失敗して良い」、「正解探しをするのではなく、自分の選んだ道を正解にしていって欲しい」という愛のこもったメッセージを届けてくれました。
各企業ごとにやっている仕事の内容は違っても、札幌に対する想いや仕事に対する想いにとても熱を感じることができたし、クロストークを聴いて胸に響いたものがたくさんあったのではないかと、参加者の真剣な眼差しを見て思いました。
大喜利クロストークが終わりを迎える頃、羊料理の良い匂いが会場中に漂ってきました。
さて、ここからは皆さんお待ちかねの羊料理を食べる時間です。ジンギスカン、サラダ、カレーピラフ、ラタトューユが机に並び始めます。脂肪燃焼やボケ防止効果があり、脳に効くと言われている「Lカルチニン」が多く含まれているメニューを、料理研究家の四分一耕さんが考案して作ってくれました。
乾杯の合図とともに交流会のスタートです!このイベントの魅力は登壇者と参加者の壁が無く、近い距離で話ができること。
美味しい羊料理とお酒を囲むとみんな自然と笑顔が溢れ出し、温かくて和やかな空気が会場に漂っているのを感じることができました。
第2回目は学生の参加者が多かったので、札幌で働いてみたい学生と企業が直接交流したり、学生の悩みをみんなで相談に乗るということもありました。
この日、広島から夜行バスで来ている大学生の女の子もいて、札幌で働くことへの熱意や情熱を感じることができました。そんな学生たちの想いに応えるように会場内で繋がりを増やす手助けをしたり、企業側も本音で熱く語る場面も所々で見ることができました。
企業の代表や人事担当やとラフに話ができる機会はあまり多くないので、参加者にとっても貴重な体験だったのではないでしょうか。
懇親会はとても盛り上がりを見せ、会場内の熱気もヒートアップして行きます。思わず時間を忘れてしまうほど、楽しいひと時は過ぎて行きました。途中で中締めが行われたものの誰も帰ろうとする気配がないくらい、皆さんこの瞬間を楽しみながら札幌について語ったり、お酒や料理を楽しんでいました。
このイベントをきっかけに札幌や北海道をもっと好きになった人が増えたと思いますし、札幌には熱い人が多いというのを身を持って感じることができました。
第3回は12月11日、「ベンチャー企業とブリの会」をテーマに開催します。札幌で今グイグイ伸びている、ユニークな企業の方々が参戦し、クロストークとプレゼンを繰り広げてくれます。出世魚であるブリはベンチャーの会にこそふさわしい!ということで、美味しいブリ料理を食べながら札幌のベンチャー企業の話を聞いてみるのはいかがでしょうか。
ライター:木村 紗奈江
カメラマン:遠藤 隆与、木村 紗奈江